認知症を防ぐこころがけ

日常生活で認知症を防ぐ4つの心得

 

ボケないための心得を紹介してまいりましょう、

 

認知症を防ぐのには、日常生活において以下の4つを心がけることが何よりも重要です。

 

【認知症を防ぐ4つの心得】
 
@「運動」の習慣を身につけて継続する
A「食事」の内容と量に気をつける
B「脳の使い方」を工夫して鍛える
C「心」をいつも良い状態にする

 

2000年のある報告では、ほぼ同じ遺伝的背景を持つと思われるアフリカ系アメリカ人とアフリカに在住するアフリカ人を調査したところ、アメリカ的生活習慣の中で生活すると、認知症の発生率が4倍であることが明らかになりました。

 

これは、生活習慣が認知症の発症に大きく関わっていることを物語っています。

 

便利過ぎる世の中で飽食の生活におぼれていたら、認知症へのエスカレーターに自ら乗っていると言っても過言でないでしょう。

 

実際、買い物も外に出かけなくても、食材から生活用品までインターネットで買えてしまいます。

 

洗濯は洗濯機に突っ込めば乾燥まで仕上げてくれます。

 

新聞や雑誌を読んだりテレビを見たりしなくても、ごろんとして携帯電話やタブレットをいじっているだけで、新しい情報がどんどん入ってきます。

 

友人とわざわざ会う約束をしなくても、メールやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で簡単にやりとりできます。

 

文明社会を否定する気持ちはまったくありません。また、不便な状況に身を置き、ストイックに生活をする必要はありません。

 

ですが、

 

運動は、仕事か義務ぐらいに思って、習慣をつける。
食事は、食べる量、食べる内容を考える。
楽しみや刺激を増やして、脳を使う生活をする。
良い心の状態を持つ。

 

これぐらいの努力で、脳の老化を防ぐことになるのです。

運動で認知症を防げるか?

 

答えはイエスです。

 

「運動する人は認知症にならない」の例はたくさんあります。

 

それは、疫学的、科学的にもしっかり証明されています。

 

2004年の報告です。
2000人以上のハワイ在住の70〜90代の高齢者を対象に6年間の調査を行ったところ、1日の歩行距離が400メートル以下の群は、3.2キロ以上のの群と比べると、
アルツハイマー型認知症の発症の危険性が約2.2倍、認知症全体のリスクも約1.9倍でした。

 

この事実からわかるのは、若いときに運動しておかないとダメということではなく、高齢になってからでも運動をすれば、認知症のリスクを減らせるということです。
これは大変な朗報です。

 

動物実験においても、運動量の多いマウスには、記憶に重要な働きを持つ海馬で、神経細胞の活躍や維持に重要なBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が多く分泌され、神経細胞の新生が増えることがわかっています。

 

また、海馬の体積自体が、有酸素運動で増加されることも証明されました。

 

さて、私たちの筋肉には、「速筋」と「遅筋」があります。

 

速筋は、瞬発力に関わる筋肉で、筋トレや短距離走などで鍛えられます。

 

一方、遅筋は、長い時間運動を続けるのに必要な筋肉です。

 

遅筋は、ウォーキングなどの有酸素運動で鍛えられます。

 

食事の量と内容が認知症を防ぐ

 

食べる内容と食べる量に気をつける。

 

この当たり前の習慣が認知症予防になります。

 

私たちは、日々口にする食べ物によって作られ、その働きを維持しています。

 

食べ物に含まれる成分は、脳のエネルギー源、脳細胞の構成成分、脳内神経伝達物質やホルモン成分の素材になるからです。

 

国内外のさまざまな研究結果でも、栄養状態や摂取した食品中の成分などにより、体内のタンパク質の合成、脳内の神経伝達物質が簡単に変化して、行動や精神状態に影響が出ることか明らかになっています。

 

ですから、外食ばかり、好き嫌いか多く偏食といったいい加減な食事は、脳に悪い影響を与えてしまいます。

 

食べ過ぎがなぜ脳に良くないかも、科学的に証明されています。

 

動物実験では、カロリーを30〜40%制限すると、サーチュイン遺伝子という長寿遺伝子が活性化することがわかっています。

 

この遺伝子は、アルツハイマー型認知症の原因となる脳のβタンパクの産生を抑え、沈着も減らしますから、認知症予防につながります。

 

また、脳血管性認知症は、脳の血管障害、脳梗塞や脳出血から起きますから、その原因となりうるメタボや生活習慣病を予防す

 

るための食生活の管理が重要であることは言うまでもありません。

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