腸と認知症

腸が働かないと認知症のリスクも高まる

 

腸に負担がかかると身体の病気どころか、脳の病気である認知症の発症リスクも高めてしまいます。

 

認知症には、よく知られているアルツハイマー型認知症のほか、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、ピック病などの種類がありますが、このうちの脳血管性認知症は、脳の血管が詰まって神経細胞が機能低下を起こしたり、死滅したりすることで起こります。

 

その原因は何かといえば動脈硬化です。

 

高脂血症や高血圧があれば動脈硬化はさらに悪化し、脳血管性認知症につながるリスクも増えます。

 

また生活習慣病があると、アルツハイマー病の発症を早めることも最近の研究で明らかになってきました。

 

たとえばデンマークで6年間にわたって行われた調査研究では、糖尿病にかかっている人の場合、そうでない人に比べ、6年後に認知症にかかるリスクは20%高くなるとされています。

 

また生活習慣病の温床となりやすい肥満、とくにメタボリックシンドロームの人はアルツハイマー病になりやすいとの報告もあります。

 

腸が機能しなくなると、生活習慣病〜認知症へと至るルートをつくってしまうことになるのです。

 

さらにもうひとつ、うつや不安障害といった心の病も認知症と関わりがあります。

 

抑うつ状態が続いているような人は認知症に移行しやすいのです。

 

心の不調と腸も深く関係しています。

 

うつの人はセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が脳内に不足しています。

 

そのセロトニンの前駆体となる物質を産生しているのが、腸の中の細菌たちです。

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