下肢の筋肉を鍛える

下肢の筋肉を鍛える

 

一般に認知症の人は、下肢の筋肉を中心に身体機能が低下します。

 

とくに目立って衰えるのは、太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋と、腰椎(背骨の腰の部分)と大腿骨(太ももの骨)を結ぶ腸腰筋です。

 

これらは姿勢を維持したり、歩いたりする際に使われる筋肉です。

 

ほかにも、認知症の人は体の回旋運動(ひねり)もしづらくなるようです。

 

東京医科大学と国際医療福祉大学の研究者が3969名の高齢者を対象に行った調査では、視覚障害や嚥下障害(飲食物の咀嚼や飲み込みが困難になる障害)などと合わせて下肢筋力の低下が認知症と関連のある症状として報告されています。

 

下肢の筋肉を鍛えることは、認知症の予防に役立ちます。

 

下肢の筋肉を鍛える体操は、スクワット(立って行うひざの屈伸運動)をはじめ、いくつもあります。

 

ただ、どんなに効果のある体操でも、続けなければ意味はありません。

 

とくに、認知症は長い時間をかけて発症する病気です。

 

体操を習慣にするのであれば、最低でも10年は続けられるような内容や、やり方を工夫すべきでしよう。

 

仲間を誘って体操やダンスの教室に通ったり、スポーツを楽しんだりするのも一法です。

 

とくに、仲間と屋外で楽しめるものであれば、風や日差しを感じたり、仲間たちと談笑したりもできて、
脳への刺激としても有効です。

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