頭を使いながらの運動

「運動のみ」と「コグニサイズ」。どちらがいいのか?

 

体と脳を同時に使うコグニサイズは、認知症予防の効果が期待できる運動法であることは確認されました。

 

一方、これまでの研究で有酸素運動が認知症予防のために有効である可能性か高いこともわかっています。

 

では、コグニサイズは「運動のみ」よりも認知機能を向上させる効果か高いのでしょうか?

 

「運動のみのグループ」と「コグニサイズを行うグループ」の比較調査は実施されておらず、「運動のみより、運動と認知課題を一緒にしたほうが有効」であることの科学的な実証はありません。

 

ですが、MCI高齢者を対象とした運動の効果を検証する先行研究で、
運動だけでは回復は難しといことがわかった記憶力などが、コグニサイズで向上したという結果は得られています。

 

また、「運動のみ」より「運動と認知トレーニングを同時に行うコグニサイズ」がより認知症予防に有効であることを示唆する、動物を使った研究があります。

 

通常のケージで飼育したネズミと、道具を入れたゲージで飼育したネズミの脳を調査したものです。

 

それによりますと通常のケージで体を動かしたネズミより、遊貝で学習しながら(遊びながら)体を動かしたネズミのほうが、脳の栄養素であるBDNFやアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβの蓄積を抑制することが明らかとされています。

 

この研究結果は、遊びや学習を楽しみなから運動すれば、脳によりよい影響を与えることを示唆しています、

 

そして、コグニサイズは「楽しい」点でもおすすめです。

 

歩くことは手軽にできる有酸素運動ですか、難点は飽きやすいこと。

 

単純な計算やひとりしりとりなどをしながらだと歩くのが楽しくなり、飽きることなく続けられます。

 

習慣化しやすいのもメリットといえるでしょう。

 

有酸素運動も認知トレーニングも脳の活性化に有効で、続けることによって効果が期待できます。

 

でも運動を1時間、脳トレを1時間は大変。時間がかかり、負担の多いことは続けられません。

 

また、机に向かって「認知症を予防するためにしりとりしよう」と思ってもなかなかできません。

 

コグニサイズは、運助と認知トレーニングが同時にできる一石二鳥の運動法です。

 

運動と認知課題を別々にやるより半分の時間ですみますし、運動を習慣にすることで認知トレーニングも習慣化できます。

 

ポイント:歩くコグニサイズを楽しく続けて認知症になりにくい脳にしよう!

 

たとえば「足踏みコグニサイズ」とは

どちらがいいのか?

 

足踏みコグニサイズは基本的には「足踏みしながら(運動)、頭も使う(認知課題を組み合わせる)ようにすることです。

 

歩く運動の中でも、家の中で手軽にできるのが「足踏み」です。

 

計算やしりとりなどの認知課題を組み合わせれば、足踏みが楽しくなること請け合い。
1回10〜15分,楽しみながら続けましょう。
ももを高く上げると体に負荷がかかります。

 

 

ポイント
背すじを伸ばして一定のリズムで足踏み
慣れてきたら足踏みのスピードを速く

 

足踏み+手をたたく、数を数える
3の倍数で手をたたく
「3」「6」など3の倍数のときは数を戮えすに手をたたく。
100から逆に数えるときも同様に。4の倍数、5の倍数なとでもやっててみよう

 

数を数える
一定のリズムで足踏みしながら、1から100まで(または100から1まで)数を数える。

 

これはたくさんバリエーションがあります。自分でいろいろ考えながらやるのも楽しい、というので各種の施設などで全国的に広まっています。

 

たとえば、コグニウオーク、椅子に座って足踏み、腕ふりしながら拍手したり、計算をしたり、名前などを逆さ読みにしたり等々。

 

ここでは、パターンだけを、紹介しました。次に一般的なトレーニング方法を紹介します。


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