認知症は予兆がある!

認知症はいきなりなるわけではなく予兆がある!

 

認知症になってからでは遅い

 

認知症を予防するために認知症の危険因子をできるだけ排除し、病から身を守る保護因子を促進することが大事です。

 

同時に、病の早期発見も心がけたいところです。

 

記憶障害、見当識障害、理解力・判断力の障害、妄想、徘徊など、さまざまな症状で自立した日常生活が営めなくなった状態が認知症です。

 

現在、認知症の抜本的な治療法はありません。

 

アルツハイマー型認知症などの薬物治療も効果は限定的で、「効く」とまではいえないのが現状です。

 

つまり認知症になったら、完治改善も難しいのです。

 

だからこそ、認知症にならないように注意したいのです。その要となるのが早期受診です。

 

認知症はある日、突然に発症するわけではありません。

 

アルツハイマー型認知症は10〜20年かけて進行するといわれており、発症前には必ず予兆があります。

 

その小さな異変に気づき、その段階で対策をとって発症を遠ざけましょう。

 

認知症の予兆の流動性知能の衰え

 

知能は、結晶性知能と流動性知能に分けられます。

 

結晶性知能とは、一度覚えると忘れにくい能力のことです。

 

「コップ」「机」といったものの名前、歩行や自転車乗りなどの運動機能が結晶性知能です。

 

実際、高齢になって人の名前は忘れても「コップ」などものの名前は忘れません。

 

一度、自転車に乗れるようになると、月日がたってもまたすぐに乗れるのも、それが結晶性知能だからです。

 

 

一方、加齢とともに衰えやすいのが流動性知能です。

 

こちらは記憶、物事の処理スピード、物事をやりきる実行能力、空間認知能力(方向、位置、物体の形状などを素早く正確に把握・認識する能力)などです。

 

そのため包丁や鍋などものの名前は忘れなくても実行や処理の能力が落ちて料理がうまくいかなくなったりするわけです。

 

もちろん、加齢によって流動性能力は落ちるので年齢相応であれば問題ありません。

 

ただし、年齢相応であるか病気の予兆であるかは判断がつきにくいのです。

 

同年代の人と比べて「記憶力の低下が激しい」「料理の手順がわからなくなった」「よく道に迷うようになった」など、「何かおかしい」と思ったら医師の診察を受けてください。

 

また、「記憶能カテスト(単語再生)」「実行・処理能カテスト(トレイル・メイキング・テスト)」は流動性知能を計るものです。

 

正答数や秒数はあくまでも参考の平均値ですが、同年代の人より著しく低い場合は医師の診察を受けてください。

歩行速度が秒速1メートル以下はリスク大きい

 

歩行速度もバロメーターになります。

 

個人差はありますが、健康な人の歩行速度は秒速1.3メートル程度です。

 

だらだら歩いても秒速1メートルを切ることはまずありません。

 

反対に、1秒・Iメートルを切ったら要注意です。

 

歩行速度が落ちる最大の原因は、歩幅が狭くなっていることです。

 

それは筋肉量や体力など身体機能が〜らでいる証拠です。

 

身体機能が落ちると体が動かしにくくなり、外出などが億劫になって家に閉じこもりやすく、認知症のリスクがましてしまいます。

 

また、脳のわずかな機能不全が歩幅に現れることがあります。

 

歩幅か狭い人は広い人に比べて認知症になりやすいとの調査結果もあります。

 

実際、高齢者の場合、秒速Iメートルを切ると、その後、数年の間に体の機能が衰えて要介護状態になったり、認知機能が低下して認知症になったり、さまざまな問題が起きやすくなることかわかっています。

 

ポイント:流動性知能が年齢以上に低下したり、歩行速度が落ちたら、要注意!

 

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