認知症を引き起こす原因と

認知症を引き起こす原因とは?

 

高齢になると、発症率が高くなる認知症ですが、その原因を引き起こす疾患にはいろいろあります。

 

認知症とは、「脳や身体の疾患を原因として脳の細胞が死滅したり機能が低下したりして、記憶・判断力などの障害が起こり、社会生活が営めなくなった状態」のことを言います。

 

病気が原因となって起こる「記憶障害」であり、加齢にともなって起こる単なる「もの忘れ」とは違います。

 

認知症を引き起こす原因の約6割はアルツハイマー病、1〜2割が脳血管障害、それ以外がレビー小体病などのほかの疾患です。

 

それぞれ、「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」と呼ばれています。

 

この3種類で認知症全体の8〜9割を占めることから、「三大認知症」と言われます。

アルツハイマー型認知症

 

日本の認知症の過半数を占めるのが、アルツハイマー病によって引き起こされるアルツハイマー型認知症です。

 

原因はいまだ完全に解明されていませんが、脳の細胞が変性して起こることがわかってきています。

 

正常な脳の場合、分解されてなくなるはずのアミロイドβタンパクとタウタンパクという物質が脳内に異常蓄積し、老人斑の形成や神経原線維変化が起きるのです。

 

要は、脳内の神経細胞が急激に減り、脳が萎縮してしまうのです。

 

そのため、認知障害や知能低下、人格の変化などの症状が出てきます。

 

その異常蓄積が起きる主たる原因が、いわゆる「老化」です。

 

すなわち、老化を加速させるような生活を避けることが、最大の予防になるのです。

 

40代から65歳の方がかかる若年性アルツハイマー病もありますが、症状は同じでも、こちらはときに遺伝的要因がある場合もあります。

 

実際に、血管の老化現象を促進するメタボ(メタボリックーシンドローム)の人は、そうでない人の3倍、アルツハイマー病にかかりやすいというデータがあります。

 

また、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病も、アルッハイマレ炳のリスクを高めるという報告があります。

脳血管性認知症

 

脳の血管障害、脳梗塞や脳出血によって、その部分の脳の働きが悪くなったために起こる認知症です。

 

以前日本人の認知症では一番多く見られたのですが、近年ではアルツハイマー型認知症がこちらを上回っています。

 

それには日本人のライフスタイルの欧米化や、アルツハイマーの早期診断か可能になったことなど、さまざまな理由があります。

 

実は、脳血管性の疾患の予防や治療か進歩したことにより、この病気そのものになる人が滅っていること、軽症化していることも大きいと思われます。

 

脳血管性の疾患の予防にも、メタボや生活習慣病の予防が挙げられます。

 

つまり、認知症の原因の7〜8割は、何らかの対策を立てることができるのです。

 

メタボにならないライフスタイルを心がけて、生活習慣病を遠ざけることは、同時にほかのたくさんの病気を遠ざけることになります。

 

それに、外見も若いままで保たれますので、一石二鳥です。とってもうれしいことではありませんか。

レビー小体型認知症

 

異常なタンパク質からなる「レビー小体」という特殊な物質が、脳の大脳皮質に広がり、神経細胞の働きを阻害して起こります。

 

パーキンソン病と関連がある認知症です。

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