軽い負荷で大きな効果が期待できる

ウォーキンダだけでは寝たきり生活に?

「筋力の低下? 毎日ウォーキングをしているから、そんな心配はない」
このように思っている人が多いかもしれません。でも、それは大きな間違いです。

 

ウォーキングだけでは筋力の低下を防ぎきれません。

 

ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、体脂肪の増加を防いだり、血液や血管の状態を良好に保ったり、心肺機能を高めたりするのにはたいへん効果的です。

 

しかし、体を動かすのに必要な筋肉や骨、関節などの「運動器」を強くする効果は、あまり期待できません。

 

たとえ毎日歩いていたとしても、筋力の低下は年とともに進み、骨や関節の機能もじわじわと衰えていきます。

 

こうした衰えが進めば、次第に歩く距離や時間が減って、よろけたりっまずいたりすることが多くなっていくでしょう。

 

転倒骨折でもしようものなら、そのまま寝たきりや要介護の生活に突入してしまいかねません。
ですから、ウォーキングだけに頼り切って安心していてはダメなのです。

 

では、どのような運動をすれば筋力低下を防げるのか。

 

それは、筋トレなどの少し強めの運動です。筋肉に負荷をかけるトレーニングを行なってこそ、筋力はついてくるものです。

 

普段から筋トレを行なって筋肉量をキープしたり上乗せしたりしていけば、運動器の機能低下を防いでいくことが可能です。

 

なかでも、この本で紹介する「スロトレ」なら、無理なく効果的に筋肉をつけることができます。

 

筋肉は何歳からでも鍛えられます。

 

これまでウォーキングしかしてこなかった人は、ぜひスロトレを運動メニューに加えてください。

 

スロトレとウォーキングの両方を行なっていけば理想的です。

 

日々しっかりトレーニングをして、寝たきり生活を防ぎましょう。

 

運動器とは

 

筋トレなしでは「運動器」の機能低下を十分に防ぐことができません。
運動器(うんどうき)とは、ウイキペディアwikipedia には、
「動物の器官の分類の一つで、身体を構成し、支え、身体運動を可能にする器官である。ヒトを含む脊椎動物では身体の支柱である全身の骨格と関節(骨格系)と、それらに結合する骨格筋、腱および靭帯が運動器に所属する。」
とあります。
つまり、身体を動かすのに必要な筋肉や骨、関節などのことです。

スロトレは軽い負荷で大きな効果が期待できる

動作をゆっくり行なうことで、安全な筋力アップが可能に。

 

「筋トレ」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。

 

筋トレというと、ジムでバーベルや鉄アレイを持ち上げている光景を目に浮かべて「自分にはあんなきついトレーニングはできない」と尻込みする人が多いかもしれません。

 

とくに血圧が高かったり、腰やひざに不調があったりする場合には、無理に激しい運動をするのは禁物です。

 

このスロトレは、ジムでの筋トレのように大きな負荷をかけるトレーニングではありません。

 

軽めの負荷で大きな効果を上げることができ、高齢者でも女性でも簡単に取り組めるようにできています。

 

どうして軽い負荷で大きな効果を上げることができるのか。その最大の秘密は、トレーニングのスピードにあります。

 

「スロートレーニング」の文字通り、スロトレは一つひとつの動きをゆっくりと行なうエクササイズです。

 

たとえば、スクワットであれば、ゆっくりひざを曲げ、ゆっくり腰を上げていって、完全に立ち上がらずにまたゆっくりひざを曲げていくという具合です。

 

こうしたスローなエクササイズをしていると、運動中、筋肉にずっと力が入り続けていることになります。

 

すると、筋肉内の血流が制限されて酸素不足の状態になり、筋肉の中の状態が「かなりきつい運動をしている」ときと同じになります。

 

これによって、軽い負荷であるにもかかわらず、重い負荷をかけたときと同じくらいの筋トレ効果を引き出すことができるのです。

 

つまり、スロトレは、安全に効率よく筋肉をつけられる「お得なトレーニング」ということなのです。

 

高齢者や女性でも無理なくトレーニングが続けられるのは、こうした理由があるからです。

 

どんなもの動画で見てみる

中高年の人こそスロトレに励もう

育児や仕事がなくなってからこそ、体を動かすべきです。

 

中年以降、筋肉は年に1%程度の割合でじわじわと減っていきます。

 

衰えやすいのは、「立つ」、「歩く」などの足腰を使った日常動作に深く関わっている筋肉です。

 

体のセンターラインで姿勢を維持している体幹の筋肉も、加齢とともに衰えやすい傾向があります。

 

たとえば、首の前側にある頚部筋群、背中の広背筋、それと腹筋群、腹斜筋などの腹筋群です。

 

中年以降に体幹の筋肉が落ちてくると、上半身の取みを文えきれなくなって姿勢が崩れてきます。

 

しかし、スロトレを習慣にすれば、こうした衰えに歯止めをかけることができるでしょう。

 

どんなに年をとってからでも、筋肉は鍛えられます。

 

また、筋肉はトレーニングの刺激にしっかりと反応して太く、強くなる能力を維持しています。

 

その筋肉の能力を引き出して、いつまでも若々しく動ける体をキープしていくようにしましょう。


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