点滴液が落ち始めた!

ふくらはぎをもんだら、

ふくらはぎをもんだら、点滴液が落ち始めた!

 

ふくらはぎマッサージ療法を発見したのは、意外にも束洋医学の研究家ではなく、日本とアメリカで西洋医学の勉強をした外科医、故・石川洋一先生。

 

東京慈恵会医科大学を卒業し、アメリカの病院でメスをふるい、エールフランス航空の社医などもっとめた国際派です。

 

きっかけは1979年にさかのぼります。

 

体が弱って脱水症状を起こし、容体が悪化していた患者さんの腕から、先生白身が点滴を投与していた時のこと。

 

一刻も早く、失われた水分や電解質を補給しなければならないのに、その患者さんは、なかなか点滴液がスムーズに落ちていきませんでした。

 

そこで体の向きを変えてみようとした時、患者さんの腕には温もりがあるのに、足全体が妙にひんやりしていることに気づいたそうです。

 

顔色もまっ青なので、無意識のうちに足をさすり始めると、意外にも点滴液がほんの少しずつ、落ち始めました。

 

そこで先生は、意識して太ももとひざを手のひらでもんでみました。

 

ふくらはぎが特に冷たく、こわばってかたいので、重点的にマッサージした。

 

すると、患者さんの顔に赤みがさし、点滴もスピードアップして規則正しく体内に送りこまれていくようになったのです。

 

マッサージをしたのはふくらはぎなのに、腕の点滴液がスムーズに落ち始めて、顔色までよくなったということは、全身の血行が改善されたということ。

 

初めに点滴液が入らなかったのは、おそらく血液の流れが悪かったから。

 

血液の循環をスムーズにすることは、体を維持する上でとても重要だから、ふくらはぎマッサージは病気の克服や健康増進の、大きな助けになるのではないか。

 

そう考えた石川先生は、他の多くの患者さんにもふくらはぎマッサージを試し、血流アップ効果を確信しました。


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