ふくらはぎは「第二の心臓」

なぜ、ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのでしょうか?

 

「心臓」は、血液を体全身に送り出すポンプです。

 

心臓から送り出された血液は、動脈を通って全身へ行きわたり、60兆ものひとつひとつの細胞に必要な酸素と栄養分を届けています。

 

送り出された血液はまた、心臓へと戻っていきます。

 

そのときにポンプの役割を果たしているのが筋肉の収縮なのです。

 

ところが、心臓から離れている体の下の部位ほど、下から上へと重力に逆らって血液を押し戻すために、より大きな労力が必要となってきます。

 

それを助けているのが、ふくらはぎの筋肉(徘腹筋・ヒラメ筋)なのです。

 

この筋肉を動かすことで、下半身の血液を心臓へと戻しています。

 

このためふくらはぎが「第二の心臓」といわれているのです。

 

ですから、ふくらはぎの筋肉を動かせば血流がよくなりますし、逆に動かさなければむくみが起き、だるさや疲れを感じるようになるのです。

 

 

血液循環のメカニズム

 

下半身は血液の流れが滞りやすくなります。

 

そこでふくらはぎが、ポンプのような働きをして血液を心臓へ送り返しています。

 

動脈を通して血液は全身の細胞に酵素と栄養を送り、二酸化炭素と老廃物を受け取った血液は静脈を通って再び心臓に戻っていきます。

 

静脈には弁があり、一度押し上げられた血液は下に戻らず、一方通行に流れることができるようになっています。

 

下半身には血液の70%が集中している

ふくらはぎは、すねの裏側のふっくらした部分のことです。

 

腓腹筋、ヒラメ筋など、足や足指を動かすための筋肉が、逆さのハートの形に集まっています。

 

この筋肉が活発に収縮し、下半身に降りてくる血液をたゆまず上に押しあげて、心臓に戻す上方向へのポンプとして働いています。

 

「第2の心臓」「上半身の血流は心臓が、下半身の血流はふくらはぎが担う」と言われるほど重要な筋肉器官なのです。

 

ふくらはぎを備えているのは人間だけです。

 

犬にもネコにもサルにも、ふくらはぎはありません。

 

なぜなら犬もネコもサルも、4本足で歩き続けているからです。

 

私たち人間だけが、よつんばいから立ち上がって、2本足で歩き始め、視野が広がり、両手を自由に使えるようになって、文明を発達させることができました。

 

問題は、引力の法則で下へ降りる血液を、重力に逆らってどうやって心臓に戻すか、ということです。

 

心臓から出た血液は全身に行き渡り、静脈を通って戻ってきます。

 

しかし心臓には、血液を回収する力まではありません。

 

下半身には、常に全身の70%の血液が集まっています。

 

これがどんどんたまっていったら、人間は生きていけません。

 

それでひざ下の筋肉がポンプのように動くことで、血液を心臓に戻す仕組みが生まれたのです